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ACT.7 コンベンション論(1)
久しぶりの新作です。そして、21世紀初です。今年も私の思いを書いていくので、見守ってやってください。
さて、今回のタイトルは「コンベンション論」。その中でも、今回扱うのは「テーマを持つコンベンション」である。いくかの具体例を上げて、解いていきたいと思う。
フリーコンベンションが多い中、まず私が取り上げるのは『オリジナルシステムオンリーコンベンション』。G−S.T.F.も、年に数度であるが開催している。利点としては、普段にお目にかかれないオリジナルシステムで遊べる機会であり、私を含むシステムデザイナーには重要な意味を持つ場である。私が思うに、こういう場合はデザイナーにとって一種の発表会的な要素が通常のコンベンションより強い。しかし、コンベンション主催者=システムデザイナーという構図が多いため、あまりコンベンションは開かれることはない。さらに、簡単にオリジナルシステムは完成するわけなく、毎月同じシステムで遊ぶなんて、よっぽど魅力的なオリジナルシステムでない限り無理である。その為、デザイナーはフリーコンベンションに行ってGM卓を立てるのだが、フリーコンベンションでのオリジナルの風当たりは強く、なかなか卓が立つことはない。
オリジナルオンリーコンは人が集まりにくいのだ。フリーコンベンションでは卓が立ちにくく、オリジナルオンリーコンでは人が集まらない。悪循環をまわってしまう、なかなかうまくいかない。既成品とオリジナルが対等に争うのは、フリーコンベンションという場は大きすぎるのだろうか?
次にテーマ性として思いつくのが、「初心者オンリーコンベンション」である。このテーマコンは、比較的開き易いのではないだろうか。開催の意味合いとしては、減少するT.RPG界のための新たなプレイヤー(GM)の開拓。さらに、コンベンションに怖さや恐怖感を持っている人へ、コンベンションの雰囲気を味わってもらうためにも重要である。ただ、このコンベンションが背負う責任は大きい。初心者ばかり集めるのだから、ここで悪印象を持ってしまったら、二度とコンベンションにはこなくなる危険性があるのだから。私は、初心者オンリーコンベンションには行ったことないのだが、他のコンベンションとは違い寛容な雰囲気でやっているのだろう。
どれくらい初心者を獲得できているのかは、私自身もわからない。初心者という定義も曖昧であると思うし。見知らぬ人とプレイする時は、私でも初心者のように不器用になってしまう。
次は、「ゲストコンベンション」である。システムデザイナーの立場から言えばとの接触を持てるこの機会は嬉しい。初心者オンリーコンベンションとは違って意味で、コンベンション未経験者をコンベションは足を向けさせる力がある。
というように、テーマを持つコンベンションは他にもいくつかの形態がある。
今回の内容は、次回への布石です。テーマ性を持つコンベンションは新鮮味がある。しかし、通常コンベンションでの独特の「慣れ」は良いのか?悪いのか?
シリーズ始まって以来の…つづく。
2001年1月31日
文責:しんやすなおき(愛知オリジナルシステム界のプリンス)
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